1995年奈良県生まれ。
大阪芸術大学映像学科卒業。在学中より、フィクションとドキュメンタリーの境界、事実と虚構が交錯する映像表現に関心を持ち、人の語りや再現行為そのものを主題とする作品制作を行う。
卒業後は映像制作会社に勤務し、TVCMや企業VPの制作・ディレクションを務める。
2022年、つんく♂プロデュース短編映画『懐胎新書』にて脚本・監督・撮影を担当。同作では、現実と虚構が混在する語りの構造を用いながら、観客が「何を信じ、どこまでを現実として受け取るのか」を問う試みを行った。本作は那須短編国際映画祭準グランプリ、西東京映画祭特別賞、CFF2023監督賞を受賞し、下北沢映画祭ほか国内各地の映画祭で上映された。
2024年よりフリーランスのディレクターとして活動。テレビドキュメンタリー番組や連続テレビドラマのメイキング映像の演出・監督を務め、「編集によって生成される物語性」や、カメラの存在が与える影響についての実践的な経験を積んでいる。
2018年頃からは大阪を拠点に、女装をする人々への継続的な取材を行ってきた。取材を重ねる中で、女装という行為が、当事者の語り、演出された自己像、周囲からの視線といった複数のレイヤーによって成立していることに着目し、事実と虚構が日常的に交差する場として強い関心を抱くようになる。
これらのリサーチをもとに、2025年9月より女装コミュニティを題材としたセミドキュメンタリー映画の撮影を開始。現在は追加撮影および編集作業を進めながら、上映後のディスカッションを含む公開形式を構想している。映像の「真実性」を固定するのではなく、観客との対話によって揺さぶり続ける場をつくることを、本作の目的としている。